京都市東山区I様邸の全面リフォームが完了しました☆Vol.1
3軒長屋の中央に位置するI様邸。外観をご覧ください。壁も屋根も両隣と共有しております。
以前、お母様がここで美容室を営まれておられたそうです。
現在は店舗入口が玄関、店舗部分は物置き的なフリースペース&キッズルームとして使われておりました。
照明器具が美容室だったころの名残を感じさせます。(図面①)
施工前の1階図面です。
店舗スペース奥には5帖ほどの和室がありました。店舗部分とは建具一枚でまじ切られている
状態だったので冬場は京都の底冷え気候でかなり寒かったのではないでしょうか(図面②)
和室の奥にはキッチンがあります。約6畳のスペースです。約W2100のキッチンなのですが
奥行があまりなく背面にカップボードも置かれており、決して広いとは言えない空間でした。
冷蔵庫は隣の和室におじゃましておりました。(図面③)
キッチン脇にはおトイレがあります。出来ればキッチンの真横には配置したくない空間だとは思いますが、
店舗があった為、限られたスペースで・・・このレイアウトになったのでしょうか・・・。(図面④)
そして階段の登り口にに洗面・奥に浴室です。
奥の浴室は驚くべき狭さ
内寸幅約90cmでほぼ真四角の浴槽には三角座りでの入浴スタイルだったと思われます。(図面⑤)
店舗スペースを居住スペースとして快適に使える様に、そして使いづらかった動線の改善、
全ての各部位が広々とした空間に仕上がる様に全面リフォームしていきます
という事で早速解体がはじまりスケルトン状態になりました。
何という事でしょう玄関側の柱が白蟻にやられて宙ぶらりんです
雨漏りもあるとの事でしたのでそれが原因だと思われます
ボロボロになっていた床基礎をきれいになおします。
柱も不足している箇所は補い頼りない箇所には補強し、安心してお住まい頂ける様に修繕していきます。
防蟻処理もしっかりとしておきます。お薬を隅々まで散布します。防蟻処理が終わったら証明としてシールが貼られます。
天井部分の下地です。ダクトも通しておきます。
木工事がほぼ完了しました。内部造作をご紹介します。
コチラはキッチンです。カウンターが設けられるようですね。
階段下のスペースを活かした収納スペース。
他にも無駄なくスペースを活用し、たくさん収納スペースを設けております。
1階部分の工事中の様子をお伝えしました。
I様邸にも構造上“とれない柱”がありました。取れない理由はただ1つ。構造上必要な柱だからです。
しかし間取り変更をする際にこの柱がネックになり思い通りの間取りが出来ない・・・
という事態もしばしばあるものです。I様邸はLDKに1本柱が残っております・・・・。
おしゃれなI様ご夫妻なら楽しいアレンジで可愛くして下さると思います。
1階の完成披露はVol.2にてご紹介しますのでお楽しみに~
営業 : 島田 智弘
工務 : 田中 元行
プランナー:南部 里奈