コストパフォーマンスの高い中古住宅/修繕・メンテナンスのためのリフォーム積立のススメ
コストパフォーマンスの高い中古住宅
物件の購入を検討するとき、「中古」という響きだけで中古物件を候補から外していませんか?
誰かが所有していた物件は、新築ではないというだけで、住宅市場では一括りに「中古」とされてしまいます。
しかし、中古住宅の中には、前の所有主がお金をかけて注文住宅を建て、しっかりメンテナンスをしていたような物件もあります。中古市場も候補に加えてみませんか?
中古住宅購入の決め手・動向
不動産流通経営協会調べのアンケートでは、中古住宅を買った人の5割弱が、「家が良かった」という理由で購入を決めています。
市場に流通している中古物件の数は、2000年代初頭のマンション建設ラッシュの影響で、当時60万ほどだったものがここ最近では140万件ほどに増えました。絶対数が十分にあれば、希望に近い物件を見つけられる可能性も高くなりますね。似たような物件が同時に売りに出れば価格の競争が起きる可能性もあります。
3月から4月、そして10月は市場に出る既存住宅の数が増える傾向にあります。この時期に物件情報をよく見ておけば、掘り出し物を見つけられるかもしれません。
修繕・メンテナンスのためのリフォーム積立のススメ
大型マンションの住人は毎月修繕積立金があるもの。戸建てであれば、月々のそんな費用もかからない。
いえいえ、そんなことありません!
新築戸建て物件でも、いずれは様々なメンテナンスが必要になります。
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自分で立てる修繕計画
一戸建ての場合は、自分で修繕計画を立てなければいけません。
まず多いのが風呂場やキッチンなどの水回りです。汚れも劣化も起こりやすい上に、問題がおきた時はすぐに修理したいですよね。
新築の状態から10年から15年といったタイミングで、外壁の塗り替えや屋根の張り替えをしたいもの。これらは大がかりな工事になりますね。
20年目安でトイレや温水洗浄便座など住宅設備の交換、その間も照明や内装のリフォームも必要になるでしょう。
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毎月の積立が重要
外壁や屋根の塗装をすると、100万円以上の費用が必要になることもあります。設備の交換だけであれば、数万円で済むことも。
住宅ローンの返済と同時に修繕費の積み立てを行うのは大変かもしれませんが、 月5千円や1万円でもいいので始めてみてください。
コツコツ積み立てて、いざという時に備えておきたいものですね。