暮らしやすい住まいづくりの基本をご紹介します①
家の設計には住む人の好みや生活スタイル、家族構成などが反映されます。間取りや仕上げには、いろいろな要望や条件が組み込まれていきます。車や洋服を見ると、その人の価値観がわかるように、住宅の外観を見ると住んでいる人の好みやセンス、暮らしぶりが伝わってきます。自分の家が、道行く人の目にどのように映るのかイメージしてみることは大事です。
~家の入口を整える~玄関はプチ贅沢してOK
玄関ドアは家の格式を表すので、少し贅沢に選ぶことをおすすめします。写真のように木目調のデザインドアを選んで、ナチュラルテイストを選ばれる方も増えてきています。天井いっぱいの背丈のあるドアを選ぶと、かっこよく見えます。このほかドアの機能では防犯性と気密性を確認します。玄関は奥行をもたせて配置するとよいです。玄関ポーチが広いと何かと便利です。
ドアの機能
毎日家族みんなが使う玄関ドアだから、使いやすさはもちろん、生活スタイルや住まいの設計に適したドアの種類を選びましょう。また、ドアのデザインは単体で比較検討するわけではなく、住宅の外観との相性で選ぶことがおすすめです。そして今もこれからも快適な住まいのためにドアの断熱性を考えることが大切です。
ドアは熱の出入りが多い場所です。実はドアや窓から出入りする熱は、屋根や外壁よりもはるかに大きな割合を占めています。
夏に流入する熱の割合– 外気温:33.4℃
冬に流出する熱の割合- 外気温:0.5℃ —
玄関の断熱性能を高めることは、快適で経済的な住環境につながります。
断熱ドアの導入効果には
①室内の温度差を軽減
②結露を抑制
③冷暖房費を削減
などがあります。断熱仕様のドアは通常のドアよりも金額は高くなりますが、デザイン、機能ともにお金をかけて頂きたいところです。