フローリングへの張替えた費用ってどれくらい?防音フローリング・床暖房対応も。
住宅用床材で最もシャエアの高いのが複合フローリングです。その中でも大建工業・永大産業・Panasonicが有名どころです。近年でシェアを伸ばしているのは『シートフロア』。特殊なシートによって傷がつきにくい特徴です。マンションを中心に採用数が増えています。その他クッションフロアはサンゲツ、タイルはLIXILなどもシェアを増やしています。
そんな床材を詳しくご紹介します。
複合フローリング~低コストで意匠性高い~
『複合フローリング』は合板やMDFの基材の上に0.1~3mmの化粧板を合わせた
フローリングのことです。基材と化粧板を合わせた厚みが12~15mmのものが一般的です。
複合フローリングは、反りや寸法変化がある単層フローリングと比べ、
寸法安定性が高く、反りや狂いが少ないことから、床暖房にも使用可能です。
しかし、化粧板が薄いため、キズがついたら下の板が出てきてしまうなど、
メンテナンス性の低さが弱点です。
複合フローリングは、さまざまなタイプが充実しています。木目や節など、
天然木の風合いを生かした中広長1枚もの化粧板を使用したタイプや、
基材に硬質層を設け、より汚れや傷などに強いタイプもあります。
商品選びのポイントとして、まずは表面の塗料を確認しましょう。ワックス仕上げが多いですが、
定期的なメンテナンスは必要です。
ワックスフリーのタイプや、UVコートがされているもの、汚れやシミがつきにくい
フッ素加工をしたタイプの塗料があります。さらに表面加工処理もポイントの1つです。
ペット用に表面をすべりにくくしたものや、水に強い加工をしたものなど様々です。
複合フローリングと単層フローリングの違い
単層フローリング | 複合フローリング | |
価格 | 10000円~/㎡ | 4000円~/㎡ |
耐傷性 | △ | 〇 |
メンテナンス性 | ◎ | 〇 |
メリット | 高い意匠性・木の持つ温かみ | 反りや曲りがない |
デメリット | 含水率の変化で反りや曲り | 表層以上の傷は目立つ |
利用推奨箇所 | 水まわり以外 | 水まわり以外 |
単層フローリング~自然素材ならではの温かみや意匠性~
『単層フローリング』は『無垢フローリング』ともいわれ木材をそのまま利用したフローリングのことです。
自然素材ならではの温かみやその意匠性から人気も高いです。単層フローリングは、木の種類によって性質が異なります。
大きく分けると、杉やヒノキなどの『針葉樹』とチーク、ラワンなど『広葉樹』の2つに分かれます。
針葉樹は断熱性や柔軟性に優れていますが、キズが付きやすいのが欠点です。一方広葉樹は硬く耐久性に優れているものが多いです。
同じ木でも木材の中心部の赤みがかった部分を『赤身』まわりの白っぽい部分を『白太』と呼びます。人間に例えると赤身は骨格の部分
白太は筋肉部分でしょうか。赤身の方が強度が高く、優れているといわれています。
冬でも素足で過ごしたい場合は、温かみのある針葉樹がおすすめです。
美しいフローリングの見た目を長持ちさせたい場合は、キズに強い広葉樹がおすすめです!
シートフロア~抜群の耐久性と耐候性をもった床材~
『シートフロア』は木目などが印刷されたシートを合板の上に張り付けた床材です。見た目は天然木でありながら、キズがつきにくく
耐久性が高いのが特徴です。さまざまな木材パターンが揃っているうえ、印刷なので色ムラがなく、リアルに再現できます。
100mm~150mmの幅広床板の人気が高まっていますが、『ウォールナット』『チーク』といった希少木で幅広の板は、
価格が高く、手に入りにくいのが現状です。しかし、シートフロアであれば、板の幅、木材の材質を問わず、天然木と同等の
イメージで提供できます。デザインが変わっても㎡単価は変わりません。床材のトレンドに対して柔軟に対応できるのが強みです。
また、天然木は同じ材料でも色や柄に違いが生じ『モデルルームで見たイメージと違う』といったクレームが発生するケースがあります。
シートフロアの場合、何度でも同じ柄、同じ色合いの商品を提供できます。部分交換するときでも見た目が変わることはありません。