マンションリフォームの基礎知識!床下に空間があれば水回りも移動ができる!
マンションリフォームで水回りの移動は難しいと
思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、移動は難しいケースはありますが、水回りの移動は床下の配管を
どれだけ動かせるかにかかっています!
給水管や給湯管は比較的移動しやすいのですが、排水管は注意が必要です!
勾配を利用して排水するため、十分に床下に空間がないと勾配がつけられず、
水の流れが悪くなってしまいます。
階下の天井裏に排水管が通っているタイプは排水管が動かせないので、
水回りの移動は困難となります。
一方で、自分の住まいの床下に排水管が通っており、階下の天井との間に
十分な空間がある場合は、大幅な移動が可能です。その空間が狭い場合は、
床を上げて空間を確保すれば同様に移動することができます。
◎床スラブ上配管
自分の住まいの床下に配管されているタイプ。空間が広い場合は大幅な移動が可能。
空間が狭い場合は勾配がつけにくいので、このままではあまり移動はできません。
床を上げて空間を確保すれば移動が可能です。
◎床スラブ貫通
階下の天井裏に配管されているタイプ。勝手に配管を動かせないので、
水回りの移動はできません。
上の写真はマンションリフォームを行い、キッチンを移動しました。
床下の排水管のスペースを確保するために、
キッチン部分の床を少しかさ上げしています。
今回は60㎝ほどかさ上げしたことで、排水管の勾配を確保することができました。
かさ上げした床はクッションフロアやフロータイルなどを使用して、
タイル調に仕上げ、インテリアの一部として取り入れれば、とってもおしゃれに
仕上げることができますよ!