おうち時間が充実する住宅の設備、オプション事情【浴室編】
浴室で使用する設備や機能についてご紹介します。
まずは、浴室換気乾燥暖房機について
浴室換気乾燥暖房機
冬場のヒートショック対策として、また花粉症の季節の洗濯物乾燥としてすっかり普及した浴室換気乾燥暖房機。
基本機能は、乾燥、暖房、換気、涼風、24時間換気の5つになります。
それぞれの機能に特長があり、毎日お使いいただいたり、季節に合った使用方法がありますので、
年間を通して使うことができます。
浴室換気乾燥暖房機のポイント
設置方法は、「天井埋め込み型」と「壁掛け型」がありますが、天井埋め込み型が主流となってます。
熱源は、「ガス温水式」と「電気式」があります。
「ガス温水式」はガスを熱源として温水を作り、その温水を循環させることで温風をだしているため、
給湯器が給湯専用機やふろ給湯器では設置できないのですが、短時間で乾燥ができて浴室内の温まりも早いです。
「電気式」は電気ヒーター式とエネルギー効率のよいヒートポンプ式があります。
100Vと200Vのタイプがあり、100Vから200Vへの交換の際は、追加で改修工事が必要な場合がありますが
室外に専用設備が不要なため、ガス式から電気式への交換も可能です。
浴室換気乾燥暖房機のいろいろな機能
「プラズマクラスター技術搭載」で空気を清潔に(マックス)
送風と一緒に、自然界と同じ空気を浄化するイオンを放出・循環させます。
浴室も衣類も清潔に乾燥することができます。
オートルーバーで予備暖房・乾燥能力アップ(パナソニック)
自動でスイングするオート―ルーバーの採用で、浴室のすみずみまで温風を送り、短時間で浴室空間を温めます。
温風を床面に集中させて送風することで、床面に届きやすく足元がより温かくなります。
爽快感あふれる微細なミストサウナ(リンナイ)
100マイクロメートルほどの微細な水滴を噴射する「スプラッシュミスト」機能を搭載。
低温で湿度が高いミストサウナで爽快感を得られます。
さらにカビの成長をミストで抑制し、ふろ掃除の負担も軽減する「カビガードミスト」機能も備えてあります。
エコナビをかしこく省エネ運転(パナソニック)
「エコ乾燥浴室モード」「エコ乾燥衣類モード」で衣類や浴室の乾きやすさをセンサーが判定し、
自動で適切な乾燥をしてくれる機能があります。
ナノイーは水に包まれた微粒子イオンが、カビ菌やウイルス、ニオイ、アレル物質などから
水素を抜き取り、菌を抑制します。
システムバスオプション
システムバスは各社ともシリーズごとに標準仕様があるが、そこからグレードアップさせるオプション対応品があります。
オプション対応品は、毎日の掃除をラクにしたり、リラックス効果を高めたり、清掃性や快適性を高めるアイテムが揃っています。
浴槽や洗い場床の自動洗浄や美容、健康、リラックスするための機能もあります。
清掃性UPオプション
おそうじ浴槽(TOTO)
浴槽内のお湯を抜き、水と洗剤を噴射して浴槽内を洗浄した後、お湯はりまでが全自動でしてくれます。
使用する洗剤はお風呂用中性洗剤です。
床ワイパー洗浄(TOTO)
ワイパーのように水を散水する仕組みにより、汚れがたまりやすい場所もしっかり洗浄してくれます。
洗浄後は「きれい除菌水」で菌の繁殖を抑制します。
快適性UPオプション
高意匠天井(クリナップ)
単色のブラック色、木目調のミディアムウッド色の2色展開で「浴室空間のインテリアデザインの決め手になる」と人気が高いです。
フラットパネルLED照明(パナソニック)
大きな発光面で明るく照らしながらも、まぶしさを感じさせないやわらかな光になります。
天窓のような開放感を作り出せます。
シーリングバスオーディオ(パナソニック)
天井点検口フタを振動させることにより、バスルーム全体を包み込むような臨場感あるサウンドが流れます。
アクアフィール(リクシル)
「肩湯」「肩ほぐし湯」「腰ほぐし湯」で自宅にいながらスパのような至福の時間を堪能できます。
日々の疲れも忘れる心地よさです。
うるぽか湯(タカラスタンダード)
ミクロの泡(マイクロバブル)で全身を包み込み、肌に心地いい刺激を加えることで身体を芯から温めます。
床暖房(パナソニック)
寒い冬でも浴室に入る第一歩の「ヒヤッ」がなくあたたかいです。
足元が冷たくないので、身体を洗う時も焦らずゆっくりできます。
わすれま栓(トクラス)
台所リモコンを押すだけで、閉栓からお湯はりまで自動で完了する「わすれま栓」。
栓を閉めるために浴室へ行く必要がなく、栓の閉め忘れも防げるので、家事の手間やストレスを減らします。
安全な浴室
浴室に求められることのひとつに安全性が上げられます。
浴室は、出入口の段差でつまずいたり、濡れた床で滑ったりと転倒のリスクが高いです。
寒い季節のヒートショックも浴室の危険のひとつになります。
こうした危険は、重大な事故につながりやすいので注意したいです。
最新システムバスは、安全性が高く、脱衣室と浴室の間の段差を解消できる出入り口や滑りやすい床があります。
浴槽も安全性を考慮し、またぎの高さが低く、浅めの設計で浴槽床も滑りにくくなっています。
転倒したり、溺れたりというリスクを減らせます。
浴室全体の保温性が高く、ヒートショックの予防に効果的な点もおすすめです。
高齢者や子供がいる家庭だけでなく、安全性を考慮することは大切です。
心からリラックスして入浴できる快適な浴室にするためにも事故を未然に防ぐ安全対策を意識したいです。
安全チェックポイント
出入り口
段差がない
引き戸または折れ戸に
広い開口部をつくる
床
滑りにくい
水はけがよい
ヒヤッとしない
浴槽
またぎやすい高さ
腰掛けるスペースがある
つかみやすい形状のフチ
からだを支えるバーがある
浴槽の床面がすべらない
浴室全体
浴室暖房乾燥機を設置
床や壁に保温材、断熱材を入れる
脱衣室にも暖房機を設置
昔に比べ、安全性、清掃性、便利性が各社豊富に揃ってます。
まずは、何か気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。