リフォーム悪徳訪問販売の見分け方 こんな誘いには気をつけよう ~よくある手口~
はじめに/社長の思い
今も昔も悪徳訪問販売は無くならず被害は増えています。正直、私自身も悪徳訪問販売の経験があります。(耐え切れずにすぐにやめましたが)
その時の経験や私が実際に体験したことをもとに、少しでもお客様のお役に立てればと思いホームページに掲載することを決めました。
お知り合いの人でもこんなことがあるようならば、他社に見積もりを依頼することを勧めてあげてください。1円でも大切なお金を無駄に使わないようにしてください。
代表取締役 上口 和重
一番、オーソドックスで、京都では一番、多い被害
- 「この地区で無料点検をしています。」
- 「〇〇様邸で無料で屋根の点検をしますので、一緒にいかがですか?」
- 「ご近所で工事をしているのでついでに」等。
このような言葉で屋根・外壁の点検を使用とする業者は気をつけるほうが良いです。
まず、車のナンバーを見てください。他府県ナンバーであれば訪問販売の業者と言っても間違いありません。
点検後、悪いところを100%見つけ、指摘して工事を勧めてきます。
私の知っている所では、瓦を見えない所でわざと割ったり、白蟻を持って行ったりと、本当にひどいことをします。
「このままでは地震が起きたら一発で崩壊する」等
とにかく大げさに不安をあおります。
そのような時はとりあえず一度帰ってもらい、他社に見てもらうか、建築士または専門家、行政機関に相談しましょう。
営業マンがこのような言葉を言うと、黄色または赤信号の相図です。
屋根・壁の点検後すぐに
「今なら近所で工事をしているので特別に安くする。」
「モニターになるので特別に安くします。」
「今月は決算月なので安くします。」など
安さや耐震をキーワードに1つだけの商品を進めてくる。
それはなぜか。簡単です。利益が取りやすいからです。
1軒1軒家は違います。その家に合った商品があります。
一点突破だけの商品では必ず失敗します。
昔、サンコウホームになりたての頃、パナソニックの軽量瓦がありました。
私自身の出した見積もりが70万円ぐらいだったと思いますが、訪問販売会社の見積もりは150万円ぐらいでした。
お客様は逆に安すぎて不安がられたぐらいでした。
では、なぜ基本的に訪問販売会社の金額は高額になるのか?少し説明したいと思います。
屋根・壁の訪問販売業者の場合、営業マンの給料は出来高制をとっている所が多いです。
出来高とは・・・
基本給が15万円とすると、一件決まるごとにアポインター(一件、一件訪問し、インターホンを押す仕事)が7%(契約金額の)。
クロージング(実際に契約を取る人)が10%
両方できたら20%
というように基本給+出来高=給料になります。(給料は最低ノルマを超えない場合は減給する会社が多い)最低粗利金額もあるので工事費は高くなります。
営業マンが生活できないことも多いが、しかし、もらえる営業マンは多額の給料になります。
少しでも給料を減らしたくないために原価を少しでも下げます。
結果、工事費は高く、工事の質は悪くなってしまいます。
ひどい軽量瓦
昔は有名な軽量瓦でしたが、カタログに80年持ちます。とうたってありました。
私自身、とんでもないことが書いてあるとは思っていましたが、一年もすれば上から下までひびが入り色はあせて、セメントのようなものが見えるひどい瓦がありました。
今でもよく見かけますが・・・本当にひどい商品でした。
業者側にも商品を見抜く力は必要だと思います。
1つの商品だけではなく、環境や地域性に合った商品を提供できる会社選びをしてください。
よくある手口のまとめ
- 頼んでもいないのに点検に来たり、勧めたりする
- 大げさに不安ばかりをあおり、悪いことを言う
- 安さを売りにし、契約ばかりをうながす
- 家族に内緒にするようにうながす
- 少人数で契約し、他言しないようにうながす
- しつこく勧誘を繰り返し、断っても帰らない
- その場で契約をしたがる
- 言葉が大げさ
トラブルを防ぐ方法 トラブルを未然に防ぐには
- 名刺をもらうこと
- ホームページを確認する
- 絶対にその場で契約しない
- 説明を聞き、自分で確認する(※出来ない場合は他社に聞く)
- 他社からも見積もりをとり、比較検討する
- 保証書をもらい、商品を確認する
- クーリングオフ制度を知っておく
その他の高額になりやすい訪問販売
- 床下点検、白蟻等
- 太陽光の販売
- 給湯器の販売
- 水漏れ
1.床下点検、白蟻等
大きくこの3つがあります。
a.床下補強:補強で必要以上の金物を取付ける
b.白蟻:白蟻をはじめから持参し、床下でまく
その家に最初からいたかのように白蟻を見せ、高額で契約する
c.換気扇:床下換気扇(電気タイマー式)
それほど高価なものではないが、自動で強制換気が出来ると言って高額で売りつける
2.太陽光の販売
エコに最もあてはまるのが太陽光だと思います。しかし、太陽光の販売を目的にしていない訪問販売があります。屋根を目的としています。
高額の屋根販売を目的とし、きっかけに太陽光を使うやり方です。エコ・クリーンエネルギーと言ったキーワードを使い、安心を売りにする。
太陽光は安価で売り、工事が始まってから下地が悪い、このままでは雨が漏るなどの言葉を使い、高額な金額で屋根の工事を取るというやり方です。
屋根をめくってから下地が悪いというやり方なので、お客様は断りにくいのが特徴です。
最初に詳しく聞き、追加がある可能性を聞いてから契約しましょう。
3.給湯器の販売
給湯器が悪くなっている、と言って定価で給湯器を売り、外壁工事を勧めるやり方です。
外壁工事を目的にすることが多く、給湯器も高額ですが、外壁で利益を上げるやり方です。
4.水漏れ
水漏れをしたときにすぐに駆けつけてくる会社に多く、安いチラシで実際は高額請求のパターンが多く見られます。
まず水道指定がある会社かどうか調べてから、見積もりに来てもらうことをお勧めします。
1週間ぐらいなら、水漏れのままでもたいして家に影響はありません。
大量に水漏れしていなければ、慎重に会社を選ばれる方が良いでしょう。
見分け方 訪問販売業者を見分ける方法
- 普通車に長ばしごを積んでいる場合
ほぼ訪問販売の会社です。まず車を見て長ばしごが積んである場合は、気を付けてください。
常時点検できるように準備しています。 - 営業マンがころころ変わる場合
これは会社の問題ですが、一年間で担当が変わるような会社は何か内部で問題があります。
経験上、訪問販売会社は、ほぼこれにあたります。 - アポインターとクロージングの役割を分けている場合
前にもでましたが、契約の際に上司を連れてくるという会社は、アポインターとクロージングという役割を明確に分けています。訪問販売会社の典型的な形になります。
屋根 軽量瓦
私自身の考え方なので参考までに。最近、軽量瓦の相談がよくあります。
京都はもともと災害が少ないと言われていますが、台風での川の氾濫や地震はいつ起きてもおかしくありません。15~17年前に瓦からのリフォームで軽量瓦が流行りました。
〇〇スイ・〇〇電工が出していたと思います。当時〇〇スイ瓦のかわらUは80年大丈夫とまでカタログにうたっていたと思います。今は生産していないと思います。
〇〇スイのU瓦は本当にひどかった。
1年~1年半ぐらいで上から下まで亀裂が入り色あせもひどかったです。
私自身の経験ではありますが、当時勤めていた会社で〇〇スイの瓦ばかりを売っていました。
クレームのない日はないくらいでした。アスベストが禁止になってからは特にひどかったと思います。
あの厚みで波型、大判瓦、無理がありますよね。
どこを踏んでも割れると思います。
おすすめは、ケイミュー(kmew)のルーガでしょうか?高額ですが今現在がカラーベスト・コロニアルのカバー工法でのリフォームの場合は、サンコウホームではガルバリウム鋼板製の屋根材をおすすめしています。
特徴は遮熱鋼板、塗膜10年保証、高耐久・軽量・断熱等、様々なメリットがあります。
ガルバリウム鋼板を使用したものはたくさんありますが、表面を天然石で固めることのより弱点を克服された商品で、ハイパフォーマンスな屋根材と言えます。
いろいろな商品がありますので、それぞれ、家に合った商品を探してください。
サンコウホームでは無料点検を致しておりますので、一度お電話ください。
サンコウホームセレクション誕生
今では、サンコウホームセレクションはサンコウホームの代名詞になりました。
当初、私はメーカーをそろえたカタログがほしいというだけでメーカーに提案し続けました。
当時まだ無名のサンコウホームに賛同してくれるメーカーは、一社もありませんでした。
そこで大阪ガスの担当営業マンに話をし、京都で大阪ガスグループからの売上を一番にすることを条件に、作ってもらうよう交渉しました。
その年に京都で二番になり、次の年には一番に、今では大阪ガスのリフォームサークル内で一番だそうです。
そのころには、サンコウホームセレクションカタログが誕生しました。
今では50ページ以上にも及ぶカタログを作ることができました。
お客様のお金を1円でも無駄にしない明確で適正な価格、それに加え安物ではなくクオリティの高い物をどれだけ安くできるか?限定品ではなく、お客様が選べる自由を楽しむ。1メーカーではなく、各メーカーそれぞれの特徴を分かりやすく説明する。リフォームをより近くに感じてもらうために工夫されているカタログです。一度手にとって見てください。
カタログは無料ですのでどんどんお問い合わせしてみてください。